“いつの間にか気が付けば制度が始まっていたマイナンバーですが、詳しく知らないという人も多いことでしょう。簡単に言うと、全国民1人1人に番号を割り振って、個人の社会保障額から収入額、納税額など、全てがその番号から分かるようになるというシステムがマイナンバーです。このシステムを聞いて、どう思われますか?

「うわ~!便利になったな」と良い印象を持つでしょうか。それとも「なんだか怖いな」という悪い印象を持つでしょうか。どちらの気持ちをより強く持たれましたか?おそらく、後者の印象を持たれる人の方が圧倒的に多いでしょう。何故なら、番号から自分の大切な情報が全て簡単に分かってしまうという状態になってしまうと、知らない内に他の誰かに情報が流れてしまうかもしれないという不安があるからです。

マイナンバーは、確かに行政上の処理が簡単になるというメリットがあります。私たちが行政上の書類を申請したりする時には、今後はスピーディーに発行してくれることが期待できるでしょう。収入が一括して分かることにより、納税に対する不正も減ると思われます。しかし、メリット以上にデメリットを感じている人が多いのが現状です。様々な企業で個人情報の流出が報道される中、マイナンバーの個人情報は本当に守られるのか、という不安を持つことは当然のことだとも言えるでしょう。

マイナンバーは2016年に始まったばかりの制度であり、国民の間に浸透するにもまだまだ時間がかかると思われます。マイナンバーに対する漠然とした国民の不安を払拭するためにも、国は今後更に積極的にそのメリットについて訴えていかなければなりませんし、マイナンバーで得られる個人情報を徹底的に守る姿勢を示してもらわなければなりません。私たち国民は、国の姿勢をしっかりと注視しつつ、マイナンバー制度についての知識を積極的に知るように努力しなければならないでしょう。今後、マイナンバー制度が便利に安全に活用できるようになれば、日本の国にとっても良いことであるに違いありません。”